手帳に、マイナスの言葉は書かない
こんにちは。
てらぴーだよ。
冷え込んできた夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
その昔、「龍角散」のコマーシャルで、「と日記には書いておこう」というのがありました。
確かシリーズになっていて、さえない男子高校生が、あこがれの「みちこさん」が咳をしていたので「龍角散」をあげて喜ばれた、と男子高校生のナレーションが入るのですけれど、映像は全然違う。
すると続いて、「と日記には書いておこう」というオチがつくのでした。
当時、自分の勝手な妄想を述べて、「と日記には書いておこう」としめるギャグが流行っていたように思います。
某国の首相も、「野党の追及をかわすことができました」と日記に書いているかもしれません。
それはともかく、どんなことを日記に書き記すのか、つまりは、どんな言葉を使うのか、それが、あなたの運命を左右するかもしれません。
大げさでもなんでもなくて。
アメリカで行われたこんな実験があるそうです。
二つのチームの一方には、「危険」「不可能」「無理」などのネガティブなキーワードを、対してもう一方のチームには、「できる」「可能」「価値がある」といったポジティブなキーワードを数分ずつ見てもらい、それぞれ唾液を採取して、ストレスを感じたときに出るホルモンの「コルチゾール」を測定したという実験です。
コルチゾールが増えすぎると、肌が老化したり、肥満や「うつ」が起きることが分かっているそうです。
結果、ネガティブなキーワードを見た人たちは、コルチゾールが増え、ポジティブなキーワードを見た人たちでは減っていたのだとか。
ただ文字を見るだけで、ストレスを感じたり、軽減したりしていた、というわけです。
ならば、日々の手帳やノートにも、ネガティブな言葉は禁物でしょう。
「できなかった」「ダメだった」なんて金輪際書いてはいけません。
反省なんてしなくてもいい。
よっぽど「やばい」ことなら別ですけれども、そんなことが毎日起きるとも思えません。
たとえ100点満点でなくても、60点ならば、その「できた」ところを書きましょう。
出来なかった40点の部分は、「今後の課題」としましょう。
「今後の課題」なので、自分が劣っているわけではありません。
自分の弱点ですらない。
これからできるようにすればいいだけのことなので、そこに集中して「ダメだ」とか「劣っている」なんて自分を責めないことです。
「うまくいかなかった」ということは、「理想を高く持っていた」証拠とも言えますよね。
「自分は高い基準で勝負したのだ」とむしろ誇ってもいいかも。
長所は伸ばす、短所は許す。
マイナスな言葉を手帳に書くと、開くたびに目にしますから、マイナスが再生されますよ。
それだけでなく、固定されたり(いつもだめだ、みたいに)、増幅される可能性だってあります(これがダメだからあれもダメだろう)。
マイナスなことを書くぐらいなら、「今日もまずまずだった、課題も見つかった」と日記(手帳)には書いておけばいいのです。