悪魔は、真っ白な手帳が好きなのです
こんにちは。
てらぴーだよ。
寒さぶり返してる夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
油断してると、1日なんてあっという間に終わってしまってる。
さらに油断してると、そのまま気づかないうちに次の日になってたりして、自分は果たして昨日生きていたのかどうかさえ分からなくなってしまう。
気がつくと、手帳を始めノートなども真っ白、ただ日付だけが、先へ進んでいる。
そんなことってありませんか?
やっぱり注意して書く癖をつけないと、知らない間に「次の日」になってしまいます。
そして「次の日」のはずが数日重なることもしばしば。
「後で思い出して書けばいいや」は「悪魔のささやき」です。
決して先送りにしてはなりません。
「今日は何も書くことがない」も同様に、「悪魔の誘惑」。
「何もなかったのだから書かなくてもいいか」と安易に誘惑に乗ると、まるで呪いにでもかかったように、手帳が真っ白にされてしまうのです。
どうやら悪魔は、真っ白な手帳やノートがお気に入り。
なのでありとあらゆる手段を講じて、あなたから筆記用具と手帳を引きはがそうとたくらんでいます。
決して乗ってはいけません。
「ああ、また三日坊主で終わった、ダメな俺」という自己卑下が、悪魔の何よりのごちそうなのですから。
こんなことで、悪魔をおもてなししなくてもいいのです。
でも悪魔のずる賢さはあなたの想像のはるか上を行ってます。
「今日は何もなかった」「今日も昨日と同じ」「毎日同じことの繰り返しだから何も書くことがない」「果たしてこんなことを書いてもいいのだろうか」「こんなことを書いてもあとで読み返したりしないし無駄なのかも」
本当は、後につながる素敵な「導きの糸」があったのに、それを悟らせまいとする悪魔の駆け引きが、あなたの中でマイナスな思考を生み出すのです。
「マイナスな思考」「後ろ向きな考え」というのは実はあなたからのものではありません。
しっかり抵抗しましょう。
もし仮に、手帳や日記、ノートなどに自分のことを書くことが何の役にも立たないのだとしたら、今頃人類は、書くことをやめているでしょう。
何かしら気づいたことを書き記して後の人に残すというのは、人類がその初期から行ってきたことです。
ラスコーの壁画を見てごらんなさい。
文字のなかったころでも、表現することが人類の喜びだったのです。
洞窟にわざわざ絵画を残すなんて、いやいや取り組んだとは思えません。
かいてる人も(「ヒト」ではなくてまだ「猿人」かもしれませんけど)、きっと喜びにあふれていたと思うのです。
描きながら楽しかったと思うのです。次は何を描こうとワクワクしていたかもしれません。
描き終えて、「『後のやつら』びっくりするぞ」とほくそ笑んだかもしれないのです。
他人に見せるかどうかはともかく、自分の生きた証しとしての記録を何かしらの形で残すということは、心躍るプロジェクトに違いありません。
たとえ見るのが自分だけでも、あるいは見返す予定がなくても、「自分の今日」を記録しましょう。
朝何時に起きた、天気はどうだった、そんな些細なことでもいいですし、そこから「あ、こういうことがあった」「あ、その時こんなことを考えてた」と記憶が膨らんでくるかもしれません。
それをそのまま書けばいい。
何も字でなくてもイラストでもいいし、自分にだけ分かる記号でも構わない。
手帳を開くという習慣さえつけば、書けることも増えていくでしょう。
そのうち、明日の自分へのメッセージが顔を出すかもしれません。
毎日向き合うことで、自分なりの手帳が出来上がっていくのです。
決して、悪魔に負けてはなりません。