手帳にも左利き用が出たと聞きました
こんにちは。
てらぴーだよ。
終日雨で寒くなった夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
ネットのニュースを見ていたら、「左利き用の手帳」が発売になったとか。
ほほう。
何を隠そう、てらぴーってば、左利き。
世界は、ほとんどが右利きらしいです。
まれに、両利きの文化もあると聞いてますが、圧倒的に右利き中心の社会です。
なので、右利きの人に比べて左利きの人は、右利き文化から受けるストレスのせいで、より短命なのだとか。
今では慣れましたけど、確かに「使いにくい」とか「力を入れづらい」をいうことはありますね。
例えば、急須。
持ち手が真ん中にあるものもありますが、よく見かけるのは右手で持つようになっているもの。
左手で持とうとすると、お茶を注げません。
なので、右手で持ってやればいいのですけれども、それがストレスとなるのです。
コーヒーのマグカップだって、右手で持って飲むと、デザインが見えますが、左手で持つと見えなくなります。
カップのデザインを飲みながら楽しむ、ということが左利きには許されていないのです。
ハサミなんかは、子供用を中心に、左利き用が普及してきました。
カッターなども、刃を入れ替えられるものが出ています。
でもあれはあれで、刃を入れ替えても使いづらいところがあります。
「差別」とまでは思いませんが、我慢を強いられているのは確かだと思います。
大学生の時、ちょっと変わった寮にいたのですが、いつも受付にいる副寮長さんが、僕が左手で名前を書くのを見て、
「お前、左利きなのか。
(大学)卒業までに直さないと、就職できないぞ」
と真顔でアドバイスされたのも、今は遠い思い出です。
確証はないのですけど、左利きが直された(矯正された)のは、軍隊のせいだったとか。
なんでも、銃、歩兵が使うライフル銃は、右利き用に作られているので、それで、左利きは矯正されたという説があるようです。
僕も、小学校に上がる前から、右手で字を書くようにしつけられた世代です。
でも今は、ずいぶんと左利きを巡る状況も変わってきました。
右手で字を書けるように、というのも今はほとんど行われてはいないと思います。
左手でお箸を持つテレビコマーシャルを見たときは、「ついにここまで来たか」と思いました。(何のコマーシャルかは忘れてしまいましたけど)
そこへ、左利き用の手帳の登場です。
実物を見ていないので、詳細は分かりませんが、あまりにも右利きの手帳を見慣れているからか、即座に使いやすくは見えませんでした。
手帳は、ほとんどが、左の方に開く形式だと思います。
国語の教科書とは反対の開き方ですね。
で、見開きにすると、左から右に進んでいきます。
マンスリーやウィークリーの時間の流れが、左から右。
したがって、字を横書きにすると、字も、左から右に書き進めます。
この時、左利きだと、今書いた字の上に手を乗せる感じになってしまい、特に万年筆のような、インクがすぐには乾かない筆記具だと、手でこすってしまいがちになるのでしょう。
そういったことを解消するための手帳らしいのですけど、あまりにも右利き用に慣れているせいか、そこまで必要か、とも思ってしまいました。
実際に現物を見たら、また違ってくるのかもしれません。
一方で、左利きでも、字の書きようが、2種類あると思ってます。
一つは、先に述べた、クリントンやオバマ元大統領らに代表されるような、体を正面に向けて字を書く書き方。
手帳やノート、書類なんかをまっすぐにして書くという、お行儀のいい書き方です。
これとは別に、紙を斜めにして、あるいは自分の体を斜めにして書く書き方があるのです。
実は僕は、この書き方でして、これだと書いた字の上に手のひらを乗せなくても書き進められるのです。
ただ、紙や体を傾けて書くので、事情を知らない人からは、時に注意を受けることもあります。
「紙をまっすぐにして書いてください」とか、「体が曲がってますよ」とか。
こんなところにも、左利きだから受けるストレスがあるのです。
手帳に関して付け加えるのなら、最初から手帳についている「インデックス」、紙の端っこをカットしたり、ラミネート加工になっていたりするあの「インデックス」。
あれも、右手を当てて使うようになっているのです。
なので、基本あの手の手帳を手に取ることはありません。
それでも、左利き用の文具は増えてますし、手帳まで出てきて、ありがたいことだと思います。
こうした流れが、もっと広がりますように。