メインの手帳は大きくても重くても構いません、なぜなら
こんにちは。
てらぴーだよ。
今日何をやったのかがもう思い出せない夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
まったく、メモを取っているから、あれこれ思い出せるものの、何も書かなかったら「今日、何したっけ」と途方に暮れてしまいそうです。
手帳をこまめにつける習慣とか、その都度メモする癖は、あなたを認知症から救ってくれるかも?
認知症予防のための手帳術、何てのが出てくるかもしれません。
でも、書いたこと自体を忘れてしまったら、どうしようもないので、書いて安心しないで、こまめに見直すことも大事ですよね。
アメリカ軍に、「空母打撃群」というのがあるじゃないですか。
空母を中心とした艦隊です。
日本だと、連合艦隊とか、機動部隊なんて呼ばれていると思いますが、要は、空母を中心として、護衛艦や潜水艦、それに補給艦などで構成されている、一つのユニットでしょうか。
いくら空母の戦闘能力が高くても、それ単体で実際の戦闘に臨むことは困難でしょう。
ですから、いくつかの艦船をセットにして、「最強戦闘パック」に仕立て上げているのです。
手帳の世界でも、最近では、これと同じような組み合わせが定着してきているようです。
すなわち、メインの手帳の周りに、サブの手帳であったり幾つかのノート類を配置して、それぞれの欠点を補い、特徴を活かして運用しようというものです。
なので、メインの手帳を「母艦手帳」などという、航空母艦にあやかったかのように呼んだりするのです。
僕の記憶によれば、この中心となるメインの手帳を「母艦手帳」と呼んだのは、美崎栄一郎さんではなかったかと記憶しています。
それから、こうした言い方が少しづつ定着してきたように思います。
一方、「母艦手帳」という言い方を採用しなくても、手帳の複数使いやノートとの併用は、時代の流れででもあるかのように広がっていると思います。
メインの手帳はA5なので、持ち運びに難がある、でも譲れない。
それで、いつも持ち歩くための、小さめの手帳を用意して、その補完とする、メインの手帳はデスクが定位置。
メインの手帳は、ほとんど動かずに記入をされることになるのです。
まるで、空母があちこちに動くのではなくて、艦載機が発着するように。
また、手帳の弱点として、メモページの限界という問題があります。
どんなに分厚く作っても、メモページには、物理的な限界が訪れるのです。
つまり、ある日枚数がつきて、それ以上メモできなくなる、そんな限界の日が必ずやってくるのです。
これを解消するには、次の3つしか方法がありません。
一つは、メモをしないと決めること。
メモを書いてしまうからメモページが無くなっていくので、最初から書かなければメモページが減ることはありません。
しかしこれでは、なんのための手帳なのか、そもそもメモをしないというのはどういうことなのか、わけがわからなくなってしまいます。
というわけで、この方式は意味がありません。
二つ目は、メモを増やせる「バインダー式」にすることです。
ルーズリーフでもいいですし、6穴のバインダーでもいい、とにかくバインダー方式だと、メモの残りページを気にする必要がなくなります。
問題は、メインの母艦手帳をバインダー式にはしたくないという場合でしょう。
こればっかりは仕方ありません。
人それぞれの好みですから。
バインダー式の手帳やリフィールに好みのがなくて、他の手帳をメインにしたい時には、この方法も使えません。
三つ目、最後の方法として、メモを別冊にする、という外部委託のようなやり方が考えられます。
手帳のメインの役割はスケジュール管理なので、一部の手帳は別として、もともとメモページは貧弱なものです。
手帳のほとんどのページは、年間カレンダーとかマンスリー、それにウィークリーで占められています。
航空母艦の艦上はほとんどが、艦載機の発着のための滑走路です。
軍艦につきものの「大砲」はありません。
大砲の部分は、他の護衛艦に任せて、自身は滑走路であろうとしているのです。
手帳も同じです。
大事だけれどもメインの業務ではないメモは、他に任せたほうがいいのです。
というわけで、ノートの部分は、最初からアウトソーシングで考えましょう。
メモをはっきりと分ける、そうすると、テーマごとの分冊だって可能になります。
ジブン手帳も、そのような分冊の構成になっていると思います。
メインの手帳を母艦だと思えば、重くても大きくてもかさばっても、これでいいのだと思えてきます。
細かいスケジュール管理などは、小回りの利く「艦載機」、小さくて薄い手帳に任せましょう。
そして、もう一方のメインであるメモについても、別冊で考えます。
しかもそのメモは、複数でも構わない。
ここに、母艦手帳を中心とした「空母打撃群」が誕生するのです。
というわけで、手帳は単体で考えるのではなく、システムでとらえる時代なのです。
手帳とノートの複数使い、これがこれからも広く深く広がっていき、豊かな手帳ライフをあちこちで花咲かせるのです。