中秋の名月もまた、手帳の題材
こんにちは。
てらぴーだよ。
中秋の名月の夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
今日は中秋の名月ということで、飲み物とスイーツなんかを用意して、お月見を楽しもうとしている方もいらっしゃることでしょう。
規則正しい天体の運行に、かくも素敵な名前を付けて、生活を楽しくしようというご先祖様の「発明」には、頭が下がります。
今日のこれを、規則正しくめぐってくるいつもの「満月」だと思ってはいけない。
1年に1度の「中秋の名月」なのですから、今宵限りの天体ショーです。
このように、日本の暦には、その季節を楽しもうというたくらみにあふれています。
さらに明治以降、西洋の行事もやって来て、雑貨屋さんや100均のお店では、ハロウィーンのオレンジ色に染まってます。
手帳を活用して、季節の行事を楽しんで、その様子なんかも記録していけば、季節感を手帳に閉じ込められるでしょう。
毎日の生活は、ともすれば「ルーティン」、同じことの繰り返しに感じられるかもしれませんけど、ちょっと生活を俯瞰して眺めると、季節の移り変わりに気づくでしょう。
自分が今日、街角のどんな風景に、季節を感じたのか記録していけば、季節の変化にも敏感になれるでしょう。
街を行き
子供のそばを
通るとき
ミカンの香(か)せり
冬がまた来る
という有名な短歌があります。
お店の店頭で、行きかう人の服装に、売られているものの種類などでも、季節を感じられるでしょう。
今年は強くは感じないかもしれませんが、季節の行事も、大切な生活のアクセントになります。
だらだらと日常が続くのではなくて、幾重にも張り巡らされてあるような季節感が、生活の隅々に潜んでいるのです。
そうした季節感を丁寧に掘り起こし、手帳に書き記していきましょう。
今日であれば、中秋の名月に関しての新聞やニュースの扱い、ネットでの情報、今夜のお天気、月が出たと気づいた時刻、お月様の見え方、感じたことなどを手帳もしくはノートに書いていくのです。
「月を見た、きれいだった」でも構いません。
でも、もう少し時間があるならば、その中身を深掘りしてみませんか、せっかくだし。
「月を見た、きれいだった」、ではその月はどんな月でしたか、どのように見えましたか、これまで見た中でどれくらいのランキングですか。
色合いや光具合はどうですか。
例のウサギの模様は、今日はどのように見えましたか。
何時ごろに空のどの方向に見ましたか。
見ていて連想したことはありますか。
誰と見ましたか。
何を感じてどんな話をしましたか。
ネットで、映像なしに伝えるとしたら、どんなふうに伝えますか。
月の光にメッセージがあるとしたら、どんなことだと思いますか。
今日の月に題名をつけるとしたら、なんて付けますか。
今日のこれをキャンペーンにするとしたら、キャッチコピーはどんな感じになるでしょうか。
絵日記に残すとしたら、どんな絵を描きますか。
連想したことはどんなことですか、どこまで連想が広がりましたか。
歌を歌うとしたら、どんな歌になりますか。
月の光で何かの新製品を作るとしたら、どんな商品を開発しますか。
月の光が神秘に満ちているのはなぜだと思いますか。
などなど、どんなことでもいいので、感じたことをさらに広げて、妄想を楽しみましょう。
できるだけ、五感を活用して。
五感の活用と意識の活性化、それと、手書き。
これさえ忘れずに実行すれば、認知症にもなりますまい。
生活を楽しむことが、そしてそれを記録することが、ときめく毎日を作るのです。