書く前に読む、それと、図書館の勧め
こんにちは。
てらぴーだよ。
PⅭが不調の夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
書くためには、読まなければならない。
言葉の数を増やしたり、ものの見方を広めたり深めたりするのに、他人の書いたものを読むという経験は必須のものでしょう。
自分の思考の浅薄なことにも気づけますしね。
東京にいたころは、古本屋を中心に、「買う」派でしたけど、経済的に本代を潤沢に出せなくなってからは、「図書館」派になりました。
たいていの公立の図書館は、2週間10冊借りられます。
当初は、読みたい本だけ借りていましたが、返す段になって、「あれ、今回この図書館からは何冊借りたんだっけ」と図書館の複数使いをしているものだから、混乱してくるのです。
そこで、どの図書館でも、5冊と決めることにしました。
これなら、記憶力その他に負担がかからないと思ったから。
そのうち、ちゃんと読めないのに、10冊借りるようになりました。
ついでだし、タダだし。
でも、10冊と決めて借りるのも、なかなか難しかったりします。
何でもいいから10冊、というわけにはいきません。
もちろん、すべてを隅々まで読めないのですけど、数合わせのように、「あんまり興味がわかない本だけど、まあいいか」と思って借りた本が、どストライクなこともよくある話なわけです。
無理やり10冊にすることで、思わぬシナジー効果が出ているのでしょうか?(多分違います)
図書館のいいところは、書店に並びそうもない良書に出会えるところでしょうか。
スペースなどの制約で、新刊本の書店に並ぶのは、売れ筋の本ばかり。
発行部数が少ないものや、弱小出版社の作品は、まずお目にかかれない。
でも図書館なら、ベストセラーでなくても、無名の新人でも、お値段多少お高くても、購入してくれたりするのです。
書店では起こりにくい出会いが、図書館にはある。
だから、図書館通いはやめられません。
よく借り出されて、ボロボロに近い状態の本や、クッキーを食べながら読んだでしょ?と推察できる本もありますが、そこはご愛嬌ということで、我慢しましょう。
何度も借り出す本や、これは手元に置きたい本が見つかったら、その時に購入すればいいのです。
たぶん何度も繰り返し読む本とか、手元に置いておきたい本は、トータルで数十冊レベルなのではないかと思います。
読み飛ばしていい本もあれば、じっくり読まないといけない本、抜き書きをしながら読みたい本など、いろいろです。
もちろん自分にとって、読まなくてもいい本というものもあるでしょう。
時間は限られているので、コース料理をすべてデザートまで含めてみんな、平らげるわけにはいかないのです。
消化能力には、限りがあるからです。
でも、食べ物と違うのは、食べ続けていると(読み続けていれば)、太るのではなく、胃袋が広がったり、消化能力の方が強化されることでしょうか。
時には「消化不良」や「食当たり」を起こすかもしれませんけど、良書を読んでいると、その匙加減も分かってくると思います。
言葉の数を増やすだけでなく、自分の経験知をも高めてくれる読書は、図書館を使い倒すことで、極めてお安い自己投資となるのです。
引きこもるのなら本の中へ。