書き出して、自分の個性を探りましょう

こんにちは。

 

てらぴーだよ。

 

お手本のような三日月が出ている夜に、手帳の時間です。

 

今日1日を丁寧に振り返りましょう。

 

遠目には(十分遠いですが)、あの果物にも見える、バナナムーン。

 

今日明日が見ごろと見た。

 

月の光って、もとはと言えば、お日様の光なのに、月面で反射しているだけなのに、太陽光とは違った神秘さを感じさせます。

 

なぜだろう、夜に届くからか。

 

それとも月の引力の不思議さを象徴しているから?

 

我々の体の中の水分も、月の引力で引っ張られているらしいですよ。

 

それで、どういうシステムなのかは不明ながら、半月の夜には、交通事故が多いと、ある交番のおまわりさんが気づいたそうです。

 

だからと言って、みんながみんな、影響を受ける、というわけでもないのでしょう。

 

人間の反応は、化学反応とは違って、いつでもどこでも同じ結果が出るとは限らない。

 

これが、電気分解なら、あなたがやっても、僕がしても、手順さえ正しければ、酸素と水素が発生します。

 

どこで行おうとも、結果は同じです。

 

つまり、再現性がある。

 

けれども人間のやることには、法則性なんてありません。

 

大まかな傾向はあるにしても、これこれこういう場合には、誰でもいつでもこのような結果となる、なんて起こりません。

 

同じ月の光を浴びたとしても、変身する人もいれば、そうでない人もいる。

 

「個人差」があるのでしょう。

 

そしてその個人差には、変数がやたらと多い、たぶん。

 

それとも、AIの、大量データ解析の結果、こんな人は高い確率でこうなる、ということが導き出されるのでしょうか。

 

聞くところによると、AIは、「将来犯罪者となる顔」も見つけ出しているとか。

 

魔法使いのおばあさんの、余計なお世話な予言よろしく、「この子は長じては犯罪者になろうぞよ」なんて、生まれたばかりの赤ん坊とその家族を、データの力で、奈落の底に落としてしまえるのでしょうか?

 

そうした選別が、過度に進むと、人々は、似た者同士が地区ごとに押し込められていくのかもしれません。

 

ダイバーシティもAIにかかると、振り分け住み分けのデータと化してしまうのでしょうか。

 

昭和も終わり、令和になっても、まだどこかで「金太郎飴」な人材が求められているのか。

 

リクルートスーツ」が脱ぎ捨てられる日は来るのでしょうか?

 

せめては手帳やノートに「書く」ことで、自分の個性を確認し、また、伸ばしていきましょう。

 

例えば、今自分が何を考えているか、詳細に書き出してみましょう。

 

そして、もう一人の自分になって、書いたものを見直してみましょう。

 

どこかで誰かが話してたのと似たような内容になってはいまいか。

 

今、欲しいものは何ですか?

 

でも、それが、今流行りのあれこれだったら、本当に欲しがっているのは誰ですか?

 

自分の欲望を、コントロールされてませんか?

 

「世間の常識(建前)」、あるいは「時代の流行」といったものは、いともたやすく我々の内部に入り込み、行動や思考、感情を左右するみたいです。

 

ちょうど、カタツムリを操るという寄生虫のように。

 

「自分の意見」のはずなのに、テレビに出ている誰それの、ネットで話題のあの人の、意見の「代弁者」になってはいませんか。

 

自分の生活には必要がないのに、ついつい流行りモノを買いたくなってはいませんか。

 

自分の個性を守るためにも、常日頃、考えていること感じていることを書き出して、誰かの、あるいは何かの影響がないものか、見直してもいいと思います。

 

気づかないうちに、頭も心も明け渡して、生きるしかばね、ゾンビのようになる前に。

 

それにしても、「生きる」って、なんだ。