ペンはいろいろ進化した、紙はどうだ

こんにちは。

 

てらぴーだよ。

 

オキナワンチルダイな夜に、手帳の時間です。

 

今日1日を丁寧に振り返りましょう。

 

冷房の効いた建物から外に出ると、暑さよりも湿気が体にまとわりつきます。

 

オキナワンチルダイ、沖縄の聖なるけだるさを感じるのはこんな時。

 

紙に何かを書こうとしても、手のひらが汗ばんでいるので、くっついて不快。

 

特にノートなどの綴じられた紙ものではなくて、1枚ものだったりすると、書き進めて手をずらす時とか、手にくっついたままなので、「次の行」に手をずらせなくて、いったん手を紙ごと持ちあげて、ぺりぺりという音はしないまでも、紙を手から離さないといけない。

 

おまけに、はがした紙は幾分か「しなって」いるので、書きにくいったらありゃしない。

 

さらに汗が染みこんだりしていようものなら、そして手にしている筆記用具が紙の湿気に弱かったりすると、にじんだり書いた文字が薄くなったり、まったく気持ちのいい筆記からは遠ざかってしまいます。

 

紙に手がくっつくこの現象に、名前を付けたい。

 

文房具、中でも筆記用具に関しては、鉛筆からボールペン、水性ペンに万年筆、いろんなペンがあって、またインクの色のみならず化学的な特性も、あれこれ進化しているのだから、ここはひとつ、紙が波打ってても文字がゆがんだりしないペンとか、どんなに湿気がすごくてもにじまないインク、あるいは書き味が変わらないメカ、なんて方向にも進化してもらえないものか。

 

水にぬれても大丈夫な、耐水性のメモ用紙があるのだから、ここはひとつ、インクにも頑張ってほしいし、波打つ平面に書いたとしても、その歪みを修正して、正しい平面に筆記したように修正してくれるテクノロジーを開発して欲しい。

 

汗が紙の上に落ちても、そのまま書けて、にじまずゆがまず、筆記ができる。

 

特に、野帳なんか、もともと外でのフィールドワークに特化した小型のノートなのだから、汗どころじゃなくて、雨の中とかで筆記することもあるでしょうから、耐水ペーパーでなくても、ペンの方が雨中での筆記に対応してくれると、便利だろうと思う反面、そんな雨の日に外でものを書くなよと、セルフな突っ込みも入ります。

 

まあ、言われてみれば、そもそも汗ふいてから書けよ、ということで終わりなのかもしれません。

 

紙に手がくっつく問題にしても、何かしらの「下敷き」をひくことで対応可能だとも言えるでしょう。

 

でもそれでも、紙が濡れたりゆがんだり、手にくっついたり離れなかったり、インクがにじんだり薄くなったり、紙を巡る湿気との攻防戦は終わらないのです。

 

気持ちのいい筆記のために、ペンはずいぶん進化していると思います。

 

紙だって、滑らかさの追求だけではなく、裏写りがしないとか、しにくいとか、従来のノートより軽いとか、色々に進化しています。

 

薄くて軽くて裏写りしにくい紙としては「トモエリバー」が有名ですが、これからの手帳やノートの紙も、「手帳専用用紙を使用」から一歩進んで、「トモエリバー」のような、名前のあるブランドになっていくのかもしれません。

 

同じ「能率手帳」でも、使っている紙のブランドで区別されるようになる、そんな、紙の時代が来てもいいですよね。

 

ノートや手帳も、ブランドだけではなくて、使われている紙の、そのブランドで選ぶ。

 

秋の手帳シーズンに、何かしらの進化を期待しましょうか。