太ももがあれば、それだけでいい
こんにちは。
てらぴーだよ。
野帳の特徴の一つに、表紙が裏表紙にまで回る、というのがあります。
つまり、真ん中で二つ折りにできるのです。
これで、硬い表紙が二重になって、さらに筆記しやすくなるのです。
もちろん、ほかのノートでもできなくはないですが、野帳ほどぴったりとくっついて、筆記しやすくなるノートやメモ帳もないでしょう。
しかも、小さい、というか、細長い。
したがって、太ももくらいの幅があれば、そこが臨時の机になるのです。
ほれ、このように。
くるりと回して、太ももに置けば、筆記するのになんの障害もありません。
普通のノートだと、ここまでぺったんこにはならない。
必ず膨らみます。
丸くなるのです。
丸くなっているノートに書こうというのですから、いきおい押さえつける感じでの筆記になろうかと思います。
書きにくいです。
リングノートだと、可能ですが、やっぱりあの真ん中のリングの出っ張りが邪魔になります。
野帳は、どこまでもフラットです。
水平と言ってもいいし、平行と捉えても構わない。
そこにあるのは、1枚の紙です。
しかも、野帳は細長い、スリムな体型です。
太ももに置いた時にはみ出したりしません。
普通の大学ノートなら、太ももを覆うように丸くなります。
つまり、筆記面が丸くカールするのです。
これでは書きにくい。
しかも、横幅全てに書くことも叶いません。
このため、大学ノートをさらに二つ折りにしている新聞記者の方をテレビで見たことがあります。
1ページを縦に折り曲げて書いていました。
そうなると、その幅は、野帳ほどの幅になります。
やはり、あれくらいがちょうどいいのでしょう。
野帳は、フィールドノート、野外での筆記が得意です。
そのために二つ折りにして書けるように設計されているのです。
しかも、立ったままではなくて、座った体勢でも、太ももに置けさえすれば、快適な筆記ができるのです。
太ももがあればちょうどいい、このこともまた、野帳の大きな特徴なのです。