手帳の時間に必要なのは手帳とペンとそれから?
こんにちは。
てらぴーだよ。
コーヒーのある風景はいいなあと再確認している夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
サイフォンでいれたコーヒーが飲める倉式珈琲で、『珈琲時間』という季刊誌の秋の号を見ていたら、当たり前ですけど、どこもかしこも素敵なコーヒーの写真であふれていて、ああ、やっぱり珈琲のある風景というか時間というのはいいなあと、改めて思いました。
ちなみに、倉式の今日のコーヒーは、マンデリンG-1。
サイフォンで淹れているせいか、香りなどもはっきりと抽出されているように感じます。
かすかに酸味を感じるものの、苦味が前面に出てきています。
でもその苦味が、いやらしく強くはありません。
苦味というのは、自然界では基本「毒」なので、忌避されるべき味だそうです。
でもコーヒーの、特にこの手の苦みには、味わいが感じられます。
吐き出したくなる苦味ではなくて、ゆっくりとのどに流し込みたい苦味。
「苦っ、これ口にしたらあかん奴や」を「苦っ、でもこの苦味がいいんだよねえ」に変えてしまうなんて、人類はなんてグルメなのでしょうか。
温暖化で危機を迎えているらしいコーヒー農園には、踏ん張ってほしいところです。
そして、コーヒーというのは、コーヒーのみならず、スイーツとかが加わると、さらにゴキゲンな、ひと時の一休みになりますし、手帳の時間へのアクセントにだってなっていることでしょう。
コーヒーが入った、もしくは、コーヒーを入れようというのが、チャイムよりも強力な時報になりますし、コーヒーを飲みながらの手帳時間は、その時間を至福へと高めてくれるのです。
今日1日を振り返って、朝から今までを思い出し、書くべきことを手帳にしたためるだけなら、コーヒーなしでもできそうですけど、ここにコーヒーがあるだけで、空間の華やかさが違ってきます。
香りを愛でつつすすり、すすりながら耳をも楽しませ、もちろん琥珀の液体は目を喜ばせ、そして舌だけでなく、口中をさらにはのどを潤して、胃へと流れ込む。
五感すべてを使って、味わっているのです。
その味わいが醸し出すゆるやかな時間が、手帳の時間をより豊かなものへと織りなしていくのです。
手帳を開いて、ただ字を書くだけが手帳の時間ではありません。
気分を落ち着かせながら、今日も豊かであったと振り返り、明日からもまたいいことが待っていると、心をいいことにチューニングしましょう。
もちろん嫌なこともあったでしょう、困ったことも起こるでしょう。
でもそこにいつまでもとらわれていては、気分が沈んでいくばかり。
とらわれは、手放しましょう。
あるいは書くことで、もうこれ以上、そのことで心のエネルギーを使うのを自分に禁じましょう。
気分には、おもりがついているようで、放っておくと下がってくるようです。
なので毎日上げる練習をしないと、下がることに無力感とか罪悪感を感じてしまいます。
本当は、自分のせいではないのに。
手帳にマイナスを書き込んでも、それをいつまでも続くものだとは考えてはいけません。
今日の最悪は持ち越してはならない。
それもまた、手帳を書くレッスンだと思って、書いては手放す練習にしてしまいましょう。
手帳を書く時間を楽しい時間、楽しみな時間にすると、書くことも増えるでしょうし、書くことで元気にだってなれるでしょう。
手帳とペンだけが「用意するもの」ではありません。
コーヒーと、時にはスイーツとともに、手帳の時間を楽しみましょう。