あんまり暑いと、コーヒーの味わいも変わるのか
ところでコーヒーの話だが、こうも暑いと、熱いコーヒーを自分で淹れようという気にはなりません。
倉式珈琲に避難です。
40分ほどかけて、歩いて行ったので、汗だくになりましたが。(笑)
サイフォンが美しい。
今日のコーヒーは、パプアニューギニア、トロピカルマウンテンでした。
日本て温帯だけど、ここ数日、トロピカルなんてもんじゃないよね。
それでも、冷房が効いている店内で、美味しいコーヒーをいただきました。
酸味は奥に引っ込んで、苦味が前に出ています。
なんだかちゃんとした苦味、という気がしました。
コーヒーの苦味って、こういう苦味だったよね、と確認されている感じです。
気のせいか、いつも感じる「濃さ」も控えめのようです。
暑さへの配慮でしょうか、それとも汗をかきすぎたので、物足りなさから、そのように感じたのでしょうか?
コーヒーの味に限らず、味覚というものは、その時々の体調なんかにも微妙に左右されるものです。
となると、コーヒーの味わいだけの記録では不十分で、飲んだ時の体調なども記録しなければならないのでしょう。
味が分からなくなるから、料理人は風邪をひいてはならない、という話を聞いたことがあります。
舌の感覚はもちろんですが、鼻が詰まると味も分からなくなるからです。
客としてコーヒーを味わう側なので、その点は気安いものがあります。
味わうだけですから。
狙った味が出ているか、豆の特徴を生かしているか、といったことは、お客の側からは分かりません。
ただできるだけ、丁寧に味を確かめるだけです。
といっても、センサーとしては、苦味、酸味、甘味、それからコク、香り、そんなところでしょうか。
しかも細かい目盛りなどあるはずもなく、苦味があるかないか、強いか弱いか、その程度です。
香りが、飲む前と飲んでいる最中、喉で味わった後で微妙に違うように、苦味なども変化します。
ただそれを的確に捉える言葉がない。
結局、感想としては、美味しかったとかに着地するのです。
コーヒーを、コーヒーメーカーに頼らないで、自分で美味しく淹れられるようになりたいのと同時に、味わいの微妙な違いを言葉で表現できるようになりたいものです。
できれば、相手に伝わるように。