本を読んで線を引きますか?何色で?
こんにちは。
てらぴーだよ。
野帳を書き終えた夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
野帳を1冊、書き終えました。
今回の野帳は、先月の28日からだったので、1冊書き終えるのに、ほぼ1ヵ月かかってます。
めちゃくちゃスロー。
目標は、1週間か十日で1冊なのに。
読書の抜き書きが、減ってるからです。
どんな本でも「抜き書き」を作るというわけではありません。
読んでいて、ああ、これはしっかり内容を把握したいと思った本だけ、まとめとか書き抜きをしています。
この、本を読んで、さてどうする、というところで、いろんな考え方があるのでしょう。
本を読んでいて、抜き書きを作ったりまとめたりすると、当然読むスピードがガクンと落ちます。
それはもう、マセラッティがママチャリになるくらいに。
なので、線を引いたり端を折ったりと、簡便にもするのですが、読んでいて、頭に図解が浮かんだりするときもあるので、書き写したり、まとめを作りたい欲望も、時には無視することができません。
でも、この「抜き書き」は、今流行りの「沼」みたいなもので、はまるとずぶずぶと深みにつかまって、外に出られなくなったりもします。
かと言って、乏しい記憶力では、何もしなかったら、読んだ端から忘れていくので、何かしらの記録処置は必要でしょう。
そうなると、やはり簡単なのが、すみっこを折ったり、線を引くというやり方。
ただこちらに、相当の知識がないと、線だらけになる可能性もあります。
高名な先生が、ある書籍を何度も読み返していて、
「今では線だらけですよ」と書いていらしたのを読んだことがあります。
相当な読み手でさえそうなのですから、僕のような素人は、もう最初っから、初読の段階から、すべての行に線が引かれること、間違いなしです。
実際、ほとんどの行に線を引いたことがあり、途中でやめました、引くのを。
それよりは、何度も読もうと思ったのです。
でも、線引きには線引きの魅力もまたありますよね。
例えば、「何色の線で引くか」問題なんて、読書付き、文具好きにはたまらない難問でしょう。
普通に赤鉛筆、という人もいれば、赤は強すぎるので、ピンクとかオレンジで引くという人もいますし、目立たないように茶色を使うという人もいます。
一時期、黄色のダーマトグラフが流行りました。
もちろん、普通の鉛筆で引くという人も多いと思います。
ただその場合、4Bなどの柔らかいものがいいようです。
さらにこれに、色分けをする人もいるのですから、この沼も、底が見えません。
小さい付箋を貼る、というのは、80年代後半から出てきた新しい習慣でしょう。
ポストイットが出てくる前は、日本の付箋と言えば、水糊がついていて、切手のようにちょいと唾液で湿らせて、貼っていたそうですが、数が多いと、口の中がべたべたになります。
読書には向かないでしょう。
ポストイットに代表される付箋なら、はがして貼るだけなので、カバーの裏側に、小さい付箋を待機させている人も多いでしょう。
線を引いたり付箋を貼ったりしても、内容を忘れてしまっては読書のかいがありません。
内容をしっかり理解吸収するためには、「抜き書き」が外せないでしょう。
でも時間がかかるので、どこでその時間を捻出するか、読書術の前に時間術が必要なのでしょう。
読んだ内容を忘れても、本当は自分の中の深いところに沈殿していてくれるはずだと、そこはかとなく信じつつ、今日も本を読みましょう。
野帳はどこに行った?