「しないことリスト」を作りましょう

Мさんへ

 

こんにちは。

 

てらぴーだよ。

 

ノートに、これまで好きだったものやことを書き出して、自分のこれからの方向性をはっきりさせる時に、「したくないこと」も書き出すとよい、という話をしたよね。

 

「したくないこと」を書き出して、はっきりさせることで、「したいこと」が浮き彫りになる、という効果があるからだ。

 

図らずも、今月号の『日経ウーマン』(5月号)という雑誌に、そんな特集が組まれていた。

 

題して、『人生がうまく回りだす! 「しないこと」リスト』

 

頑張ることよりも、「手放す勇気」を勧めている。

 

働く女性の7割が、やるべきことに追われて余裕のない生活を送っているのだとか。

 

何でもかんでも自分で抱え込まないで、タスクをやり遂げることより、「捨てる」つまり「しない」ことを取り入れてみる、そうすることで、仕事も生活も充実させていこうということなのでしょう。

 

「棚卸し」なんて言いますが、1度、仕事とプライベートで何をしているのか、詳細に書き出してみるといい。

 

そして、その一つ一つについて、「やる」「やらない」「人に頼む」などの仕分けをしていくのです。

 

その際、基準となるのが、「自分は何をしたいのか」という価値観。

 

そのあたりがはっきりしていないと、今の仕事をするうえでこれは最優先だから、と勘違いをしてしまうことにもなりかねません。

 

「それは、自分にとって本当に必要なことなのか」

 

「それをすることで、自分の可能性が開けてくるのかどうか」

 

「しないこと」をはっきりさせることで、どこに自分のエネルギーを集中させるのか、はっきりするはずです。

 

「日経ウーマン」の特集に、、ポーランド出身の在日コンサルタントの方が登場してました。

 

その方、ピュートル・フェリクス・グジバチさんという方は、

 

作業をこなすよりも、その作業に新しい価値を生み出すことが大切だとして、こう述べていました。

 

 

自分の人生に何の価値も生まないタスクをいくらこなしても意味がない。

 

 

今すぐ職場で「しない」と決めることは、難しいのかもしれませんが、結局は自分の人生なので、何をどう選ぶかは、自分の責任です。

 

そのために、「いい人」でいることができなくなる場合も出てくるでしょう。

 

その勇気を持ってください。

 

日々こなしている仕事や作業、プライベートの時間の使い方も見直して、「しないこと」を具体的に書き出してリスト化する。

 

「それをするのは何のためか」を常に自問自答する。

 

そうやって、「しないことリスト」を拡充していくのです。

 

雑誌などの特集は、テーマに沿ったいろんな方たちが登場していて、おもしろかったですよ。

 

スティーブ・ジョブズに倣って、服は黒一択とか、これしか着ない持たないという人も何人もいました。

 

その反面、女性誌らしく、仕事服のコーディネイトはこうするというページがあったのは、ご愛嬌というものでしょう。

 

ではまた。