コクヨの測量野帳「スケッチブック」についてのささやかな思い出+これから
こんにちは。
てらぴーだよ。
あの頃、野帳も若かった。
今から30年ほども昔。
新宿。1992年。
紀伊国屋書店の裏というか前というか、アドホックの2階のワンフロアーがまるまる文具売り場だったころ。
よく立ち寄ってました。
ファイロファックスが日本にお目見えして大流行していた時期。
文具メーカーのプラスも、ふた系統のシステム手帳を出してました。
「タイムシステム」というのもありました。
そんな92年の春、僕は、さる船旅に参加するため準備を進めていました。
その船旅について書こうと思ったら大変な量になるので今回はパス。
で、カンボジアに行くしベトナムにも寄るし、野帳が欲しいと思ってました。
1冊や2冊ではなく、10冊ほど。
とにかく、何でも書いてやろうと意気込んでいたのでしょう。
しかも、分厚いノートよりは野帳だな、と。
野帳の中でも、スケッチブックだな、と。
というわけで、アドホックに行ったのです。
ところが在庫が少ししかありません。
確か数冊だったように覚えてます。
これでは足りなさすぎ。
あわてて新宿だから、世界堂に行きました。
建て替え前の古い店舗です。
ありません。
まあ、世界堂は美術関係だし、置いてなくても仕方がない。
そのころ、西武新宿駅のビル、ペペの最上階が書店で、1階下に文具コーナーがありました。
そこにも行ってみたけどありません、というより置いてない。
結局どうなったのか、記憶が混在しててよく覚えてません。
覚えてないけど、アドホックに少ししか置いてなかったことは覚えています。
たぶん、よく行ってたお店だったけどなかったのでその分記憶が鮮明なのでしょう。
5,6冊くらいは確保できて、それで間に合わせたようです。
今では信じられないエピソードですね。
でも2,3年前、東京都下に住む友人に野帳をプレゼントした後、その友人曰く、近くの文具屋に行ったけど置いてなかった、やっぱりハンズとかに行かないとないのかなあ。
金沢では、文具屋さんは本屋さんと一緒のことが多いです。
地元資本の「うつのみや」さんは、各店舗置いてありますよ。
ホームセンターは、置いてあるけど、やっぱりお店の性質上「レベルブック」だったりします。
今では、雑貨屋さんが文房具屋さん。
とはいえ、野帳はまだまだ認知されてません。
さすがにハンズやロフトにはあるけれど、雑貨屋さんでは見かけません。
ということは、これから進出するのですね。
野帳の「スケッチブック」が「アミング」や「ファミーユ・ルネ」で売られる日が来るのですね。
というわけで、楽しみに待ちましょう。
野帳は今年60年、これからも定番でいて欲しいものです。