表紙が固くて360度回るから野帳なのだ
こんにちは。
てらぴーだよ。
我らがコクヨの測量野帳「スケッチブック」は、英語で言うと「フィールドノート」である。
まさに「フィールドノート」という名前の製品を見たことがある。
リング式で、A5をスリムにしたようなメモ帳であった。
表紙も分厚かった。
そこまでは、いい。
ただ、恐ろしくお値段がお高いのだった。
モレスキンほどではないにせよ、ガンガン書き散らすことはできなさそうなお値段。
やっぱり測量野帳ですね。
さて、その測量野帳の特徴の一つに、表紙の硬さがあるのだが、それ以上に役立つのは、その表紙が360度回せることだ。
もちろん、リング式ならできる。
けれどもリング式は、そのリング故に、一方ではそのリングが筆記を妨げている。
そのリング故に、カバンなどの中でかさばる。
そうした致命的な欠点は、もうリング式故に如何ともし難いのだ。
翻って我が野帳は、リングではなしに糸綴じになっている。
しかも以外と堅牢なことこの上もない。
てらぴーは、初めて使うときには、野帳を一枚一枚開いてぐるっとほぼ360度回して真ん中のあたりをシゴくのだ。
指で強く抑える、上から下に。
こうすることによって、背表紙がクタクタになる、すなわち、ページが開きやすくなるのだ。
糸綴じで丈夫であるから、これまでにページがどうにかなったということは皆無である。
このように、表紙をほぼ360度回せる野帳は屋外で筆記するのにぴったり。
まさに、キング・オブ・フイールドノートであろう。
この状態で、上から下に手でしごくのだ。
これをほぼ毎ページ行う。
するとページが開きやすくなるし水平に開いたままにもしやすくなる。
結果、使い勝手が向上する、というわけだ。
おまけに、硬い表紙を裏につけるので、裏表紙とも相まって硬さが2倍になる。
ますます屋外での、立ったままでの筆記がしやすくなる。
硬い表紙と糸綴じ製本は、野帳の存在意義そのものなのである。