1回じゃあ分からないよ、過去と未来と自分
Mさんへ
こんにちは。
てらぴーだよ。
自分の心の広がりというものは、思いもよらない方へと進んで行くことがあるものです。
その想像力とか連想力、空想力は、AIには追いつけないのではないかと思うくらいです。
通常の誰もが思いつく事柄ではなく、その人らしさが表われるような、ある意味突飛な連想が表われることがあります。
けれども、どんなにデタラメな連想でも、その人の中では、何かしらのキーワードで繋がっている。
こうしたことは、AIには無理なのではないかと思います。
だから、思いを広げる時は、制約を設けてはなりません。
用意できる最大のノートを準備して、時間を気にせず、何が出てきてもオッケーじゃないと、思考も広がってはいかないでしょう。
もちろん、自分一人で、静かに集中できる環境で行うのです。
例えば、自分のこれまでを振り返る時に、恥ずかしいことや辛いこと、悔しかったことなどが思い起こされるかもしれません。
そうした時に、どのようにして書いたらいいのかわからなくなるときもあると思います。
思わず手が止まってしまうときもあるでしょう。
慣れないと、言葉を紡ぎ出すのが難しいようです。
また、「何を書いてもいいよ」と言われたところで、そうすぐに連想が始まるものでもありません。
特に、自分の中で、口にしてはならない言葉とか、悪口とか、非難する言葉、そういうのは、もし浮かんでもノートに書くのがためらわれることもあるでしょう。
僕も最初はそうでした。
いや、その前の段階、自分にそういう「自己規制」が働いていることにも気づけなかったのでした。
自分のこれからをどうデザインしていくのか。
そのことと今までは、全く関係なしとは言えません。
今の自分のスペックの大元は、過去にあるのですから。
過去を無視して未来を見据えることはできない、そう思います。
逆に、過去の自分と向き合えれば、未来の自分にも会える、そう信じています。
なので、自分がこれから何をしたいのか、自分の夢とは何か、そういった大切なことを書く時は、一回で終わらせないで何回も書いてみてください。
同じテーマで構いません。
毎回新たな気づきがあると思います。
そうして、書くことに慣れていくと、わすれていた過去のエピソードを思い出したり、好きだったことが蘇ったりします。
そうして過去がどんどん明らかになってくるに連れ、結構いろいろやってきたじゃん自分、てなところにも辿り着けるでしょう。
そのような書く経験を通じて、これからどうしようか、といった設計図もはっきりしてくるのです。