迷ったらノートを広げよう
Mさんへ
こんにちは。
てらぴーだよ。
考えがまとまらない、ということはないだろうか。
そんな時こそノートだ。
ノートを広げるのだ。けれども、
頭に浮かんだことを書きなぐる、と一言で言っても、存外難しいのだ。
やはり、何事にも鍛錬というものが必要みたいだ。
ポイントは、相手に話すように書く、ということかな。
目の前に誰か友達とかがいて、その人に、自分はこのテーマについてこんなふうに考えている、それを書いていく。
その際のポイントは、分かってもらいたいという気持ちを持つことだ。
書きながら頭の中で説明もして、今書いていることを納得してもらう。
図で説明するとこうなる、といった理解を助ける図やイラストなどが浮かぶのなら、それも描く。
思い浮かんだ順番に書いていくのだけれど、書きながら補足した方がいいところも出てくるだろう。
思考の流れを止めない限り付け加える。
なぜなら、頭に浮かぶことには流れというものがあって、その流れを止めることは避けた方がいいと思うから。
付け足しは後でもできる。
とにかく、思い浮かんだことを書いていく。
全然外れたような言葉とかが浮かんだら、ノートに少し離れたところとか、思い切って次のページにでも書いておく。
話の流れの大筋を壊さないために。
それに、後でつながるかもしれない。
だから、これは関係ないかなと思っても、どこかに書いておいた方がいい。
ひと通りあるいは、ある程度のまとまりになったら全体を見てみる。
言葉を補った方がいいところはないか確認して、書き足す必要があると思ったら書いておく。
ここで、マーカーなどで色分けするのもいいだろう。
最初から色ペンでかき分けると、時間もかかるし、なにより思考の流れをおそくしてしまったり邪魔することになりかねない。
思い浮かんだ言葉や考えが逃げてしまわないように、書く早さにも気を配ろう。
あとは慣れだ、というほかない。
書くではなく、書き続ける。
書き続けることで、考えも形を鮮明にしてくるだろう。
最初からはっきりとした形で現れるものでもないと思う。
特に、自分がこれから何をしたいのか、自分はどのような方向に進めばいいのかについて思いを巡らす時には、親の期待とか、受けた教育からくる偏見とか、自分で身につけた思い込みとか、様々な「覆い」がかぶさっているものだ。
何に?
自分の本音に。